このページでは、一見似ているけど、でも本当は全然違う「ワックス」と「コーティング」の違いについてわかりやすく解説しています。

そもそも「ワックス」とは何か?

床をピカピカにするものとして、フロアコーティングの他に、フローリングワックス・床ワックスがあります。一般の方にとってはむしろ、こちらの方が馴染み深いかもしれませんが、でも「ワックス」って一体何なのか皆さんはご存知ですか?

ワックスの主成分は、油、蝋、樹脂。すなわちワックスには、油を主成分にしたワックス、蝋を主成分にしたワックス、樹脂を主成分にしたワックスの、大きく分けて3種類あるわけですが、一般的なフローリングに用いられるのは樹脂ワックスだと理解していただいてかまいません。

樹脂ワックスにはさらに、2つの種類があります。

  • ウレタン樹脂タイプのワックス
    耐久性と柔軟性に優れるウレタン樹脂タイプのワックスはフローリングに向いているとされていますが、ただし液剤の粘度が高いため、メンテナンス時の重ね塗り作業が困難といったデメリットもあります。
  • アクリル樹脂タイプのワックス
    密着性に優れたアクリル樹脂タイプのワックスは美しい塗膜を形成しますが、残念ながら柔軟性に乏しいため、フローリングにはあまり向いていないとされています。

ウレタン樹脂タイプのワックスとアクリル樹脂タイプのワックスを比べると、まさに一長一短といったところでしょうか。

ワックスとコーティングは似て非なるもの!?

冒頭で「床をピカピカにするものとして、フロアコーティングの他に、フローリングワックス・床ワックスがあります」と述べましたが、コーティング剤とワックスは似ているようでいて、実はまったくの別物です。

そもそもワックスというのは、言ってしまえば、単なる清掃用品に過ぎません。その目的は、床についた汚れやキズを隠して、一時的にきれいに見せることにあります。効果はあくまでも一時的なものですので、日常生活を続ける中で簡単に剥がれたり、水に溶けたりしてしまいますし、だからこそ定期的な塗り重ね作業が欠かせないわけです。

一方のコーティング剤というのは、その名のとおり、床の耐久性や光沢持続性を維持・向上させるために床面をコーティングして保護するもの。目的は「保護」ですので、フロアコーティングをすることによってキズがつきにくくなるのはもちろんのこと、水・洗剤・アルコールにも強くなりますから、床の掃除も普通に行うことができます。

一時しのぎで床をきれいにみせたいという方はワックスでもかまいませんが、そうではなく、床をキズから守り、いつまでもピカピカなままに保ちたいという方はやはり、業者に頼んでフロアコーティングをしてもらうのがおすすめです。